2021.04.16

知ってるようで知らない? マンションの謎 〜その1 管理人さん〜

戸建てに比べてゴミ出しもラクで、セキュリティ面での安心感も強いマンションライフ。とはいえ、便利な反面「知っておくべきことを知らないまま過ごしていた」なんてことも。マンションって、実は奥が深いんです!

管理人さんって何者なの?

イラスト/渡辺コージ

管理人」さんは、分かりやすく言えばマンションの受付にいるおじさん・おばさんのこと。高級マンションや複合ビルなどでは「コンシュルジュ」や「フロントクルー」などとも呼ばれ、公的文書の中では「管理員」と記載されたりもするが、いずれも「管理人」と同義です。

管理人の業務は実に幅広く、契約内容にもよるが、おもに次のような業務があります。

  • マンション敷地内の共有部分の清掃
  • ごみ集積所の管理
  • 植栽の管理(敷地の樹木や草花の管理)
  • 巡回と共有部分の点検(照明器具や無断駐車など)
  • 専門業者の定期清掃や定期点検、ゴミ収集時の立ち会い
  • 受付業務(住人や外部業者の対応)
  • 管理組合の文書の配布や掲示
  • 業務日報や事故発生時の報告

このほか、マンションによっては住人不在時の宅配便を預かったり、マンションの組合の理事会に出席したり、議事録作成などを行うこともあります。

ちなみに雇用形態もいくつかあり、一番多いのは、マンションが契約している管理会社の職員としてマンションに派遣されているパターン

マンションによっては、住人たち(管理組合)やオーナーが人材派遣会社に頼んで派遣してもらったり、自治体のシルバーセンターなどを利用して直接雇用するパターンもあります。

管理人さんにもいろんな勤務スタイルが

マンションを購入したり借りる際、物件情報に「常駐管理」「日勤管理」「巡回管理」「無人管理」などといった文字を目にすることがありますが、これは管理人さんの勤務スタイルのことです。

常駐管理」:マンション内に住み込みの管理人がいること。通常の勤務時間は17:00頃までに限られますが、緊急時にも安心。

日勤管理」:おもに平日の9:00〜17:00を勤務時間として管理人がマンションに通勤すること。土日祝や夜間の緊急トラブルには対応できません。

巡回管理」=週2〜3日、決まった曜日・時間(ゴミ収集の日が多い)に管理人が出勤すること。

無人管理」=管理人を置かず、警備会社の監視カメラや遠隔システムを採用するなどして、省人化を図っている場合。共用部の清掃には別途、パートの清掃員が雇われることが多い。

常駐や日勤は管理コストがかかるため、少ない戸数の小規模集合住宅は管理費「巡回」を採用して管理費を抑えることが多く、比較的新しいマンションも「無人」のシステムと「巡回」を組み合わせるなどして工夫しています。

大規模マンションの住人であれば、管理人さんと顔を合わせたり挨拶を交わしたりすることも多いでしょう。

「ベランダに鳩が来て困る」

「上階からの水漏れで天井に染みができている」

「鍵を無くして部屋に入れない」

などといった相談をしたこともあるのではないでしょうか。そんなとき、管理人さんがきちんと対応してくれるマンションは、やはり住心地がいいと感じます。

コスト削減の割を食う管理人さんは、非常に安い賃金で働いていることがほとんどなので、お互い気持ちよく付き合っていきたいものです。

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