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日本では常識と思われるマンション暮らしのあれこれ。でも海外では、日本の常識が当てはまらない意外なマンション事情も。今回は、フランス、ドイツ、アメリカのマンション事情から、その一部をご紹介します!

そもそもマンションの定義が違う

日本では、アパートよりも大型の集合住宅を表す言葉として用いられる「マンション」。厳密には3階建て以上の建物で、鉄骨や鉄筋コンクリートが使われる耐火構造の集合住宅を指す言葉です。

一方、海外ではその意味が変わります。英語の「mansion(マンション)」は、広大な庭やプールが付いた一戸建ての大豪邸という意味。英語圏の国で「マンションに住んでいる」と言えば、どんな大金持ちだと思われるかもしれません。

ちなみにアメリカでは、日本で言う賃貸マンションが「apartment(アパートメント)」に該当し、大規模な分譲マンションは「condominium(コンドミニアム)」に当たります。

フランスのマンションは階段が当たり前!?

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フランスでマンションに当たるのが「アパルトマン」。正確には、2部屋以上の住居をそう呼ぶそうです。建築基準法の規制が厳しいため、街並みと調和した建物が求められることから、新築・中古に関わらず歴史と伝統を感じさせる美しい外観で統一されています。

築100年以上の物件はざらで、不動産の価値は上がることはあっても下がることはほとんどなく、パリで部屋を借りる場合は東京よりもはるかに家賃が高いそうです。

うれしいのは家具付きの物件が多いこと。しかし古いアパルトマンにはエレベーターがないため、高層階物件は最高の眺めとともに、もれなく階段地獄も付いてきます。また、街の美観を守るためにベランダで洗濯物を干すことはご法度です。

ドイツでは夜中の騒音は即通報!

ドイツもフランス同様に、築100年を超える集合住宅がほとんど。「アルトバウ」と呼ばれる古い建物は、石造りの歴史的な外観と現代風のおしゃれな内装で、新築よりも需要が高いのだとか。

ドイツのマンション生活で気を付けないといけないのが「騒音」。ドイツでは「Ruhe Zeit(ルーエツァイト)」という決まり事があるそうです。日本語で「安静時間」という意味。つまり「騒いではいけない時間帯」を指し、夜の22時から朝7時までと、昼間の13時から15時まではうるさくしてはいけません。

何とこれは全国共通。その時間帯は大声で騒ぐことや大音量で音楽を聴くことはもちろん、洗濯機や掃除機、シャワーなどの生活音を立てるのもNG。警察に通報されてしまうそうです。

アメリカでは家電付きマンションがほとんど!?

アメリカのアパートメントは、冷蔵庫や洗濯機などの家電が住宅設備として取り付けられているのが一般的。

一方で、天井用の照明設備はほとんどなく、日本のように天井にシーリングライトを付けるというよりは、電球色のフロアランプ・スタンドライトなどを置くスタイルが主流なようです。

また、共用の設備やサービスが充実している物件が多いそうです。プールやジム、シアタールームやバーベキュースペースなどが備わっていたり、コンシェルジュが在中していたり。ロビーなどのスペースも充実しているのだとか。アパートメントの広さは、日本の一般的なマンションとそんなに変わらないそうです。

海外のマンション事情から見えてくるもの

国が変わればマンション事情が変わるのは当然です。海外に暮らす予定がない人にとっては不要な情報かもしれませんが、他国のマンション生活の常識を知ることで、日本のマンションの良い点や悪い点が見つかって、より良いマンションライフにつながるのではないでしょうか。

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