2021.06.18

マンション歳事記 夏至編 ちいさな土鍋でタコ飯を炊く

なんでも簡単に、なんでも便利にできてしまう現代の生活ですが、あえて少しの時間と手間をかけて季節を感じることで、心と暮らしはもっと豊かになるはず。ここではそんな現代のライフスタイルに合わせた昔ながらの季節の楽しみかたを紹介していきます。今回は6月21日、1年でもっとも昼の時間が長い夏至(げし)編です。

夏に向かっていく季節「夏至」とは?

毎年6月21日ごろにあるのが夏至。二十四節気(にじゅうしせっき)という、一年を二十四の季節名で分類したもののひとつです。

夏至には「日長きこと至る(きわまる)」という意味がこめられており、一年のうちでもっとも昼の時間が長く、夜の時間が短くなる日とされています。

太陽の高さが一番高くなる日でもあり、昔から田植えをする目安としても役立ってきました。

夏至から始まる11日間は半夏生(はんげしょう)と言い、その半夏生に入る前に田植えを終わらせないと収穫量が減ると信じられてきたそうです。

関西では、豊作を願って夏至にタコを食べる

関西地方の一部では夏至にタコを食べる風習が残っています。 

これは、田に植えた稲の根がタコの足のようにしっかりと根付き、稲穂がタコの吸盤のように立派に実ることを願う意味合いがあるそうです。

せっかくの夏至。自分が農業をしているわけではないけれど、どこかの誰かの田んぼの豊作を願い、ちいさな土鍋でタコ飯を作ることにしました。

土鍋でご飯を炊くのは難しいイメージがありますが、実はとっても簡単なんです。時間を守り、いくつかの決まりごとの通りにやると、誰でも美味しいご飯が炊けます。

なんといっても、土鍋で炊いたご飯は絶品!ぜひ一緒にチャレンジしてみましょう。

簡単!美味しいタコ飯の作り方

タコ飯の材料は、刺身用蒸しタコ(好みの量)、米(1合)、水(200ml)、醤油(小さじ2)、顆粒だし、酒、みりん(それぞれ小さじ1)。

米をといで30分ほど浸水させ、水を切ってから炊飯用にもう一度水を200ml入れ、調味料とぶつ切りにしたタコを入れます。まずは蓋をしないで、沸騰するまで火にかけましょう。

沸騰したら蓋をして弱火で15分加熱。

その後、お好みで20秒ほど強火にしておこげを作ります。(おこげがいらない場合は強火にしなくてOK!)

火を止めたら10分ほど蒸らします。

ずっと昔から伝わっている炊飯の心得「初めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣いてもふた取るな」の「赤子泣いてもふた取るな」の工程です。しっかりと蒸らすことで、米がふっくらと炊き上がります。

上手に炊けているか、緊張の瞬間。
炊けていました!

今回は薬味として一味唐辛子をふりかけましたが、小ネギやしょうがでも美味しいのでおすすめです。

夏至を過ぎたらいよいよ夏本番が訪れます。

暑さに負けないよう、たくさん食べて、季節の移り変わりを楽しむ心の余裕を養いましょう!

文・写真/望月柚花:1993年群馬県生まれ。高校中退から数年間のひきこもり、アルバイト、副業ライターを経て2020年よりフリーランスに。趣味は写真と読書、深夜のラーメン。

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